スター建築家ジャンヌ・ヌーヴェルがデザインを手掛けるパリ最大のコンサートホール「フィルハーモニー・ド・パリ」。アルミニウムの34万羽の鳥がモチーフとなったファサードが印象的です。遠目から見ると、まるで輝く魚の鱗のようです。建物外形は、見る人がどこに立つかにより、海賊の帽子のように見えたり石のスラブに見えたりとユニークなデザインです。

全6階建てビルディングのうち、ノース・イーストサイドにある近未来的なデザインの“Parc de la Villette”には、音楽の教育施設や様々な広さの15のリハーサル室などを備えています。「フィルハーモニー・ド・パリ」のセンターピースともいえる大きなコンサートホールは、2400席の客席を備え、さらにはパリのパノラマビューを眺めることができるバラエティに富んだバーやレストランを完備しています。コンサートスペースは2つの階層に分かれており、設置された各バルコニーは過去に沢山のコンサートホールやオペラハウスのデザインを手掛けてきたジャンヌ・ヌーヴェルの言葉 “immaterial sheets of music and light（意訳：音と光が織りなすベール）”を表現しています。まるで宙に浮いているようなオーバルなバルコニーデザインは機能性も備え、観客は中央のステージをパーフェクトに鑑賞することができます。

バスルームエリアにはDURAVITのVeroシリーズの洗面ボウルが導入されました。「フィルハーモニー・ド・パリ」のクラシック・モダンなデザインに融合しています。そして、コンサートホールにはスターデザイナーフィリップ・スタルクがデザインを手掛けるDURAVITのStarck1シリーズの小便器とStarck3シリーズのトイレが導入されました。