05. March 2025
ミニマリズム vs. エクレクティシズム:進化するバスルームデザイン
Duravitが示す、デザインの適応力と多様性
• 北欧のエッセンスと日本の美意識が融合した、洗練されたミニマリズム
バスルームデザインにおいて、シンプルさを極めるミニマリズムと、異なるスタイルを融合するエクレクティシズム(折衷主義)は、対照的でありながらそれぞれに魅力を持つアプローチです。Duravitは、この両スタイルの可能性を最大限に引き出す製品を展開し、多様なデザインに適応できることを証明しています。
その代表例として、Duravitのプロダクトを取り入れた2つのプロジェクトをご紹介します。アメリカのデザイナー/建築家 ロバート・マッキンリーは、異なるデザインスタイルとヴィンテージ要素を融合し、まるでアート作品のような空間を創出しました。一方、オランダのインフルエンサー メリーク・ドガンバスは、ミニマリズムを追求し、シンプルでありながら奥行きと軽やかさを感じる空間を実現しています。
バスルームを旅するように
受賞歴を持つデザイナー ロバート・マッキンリー は、自身のスタジオ「Studio Robert McKinley」で、8年以上にわたりDuravit製品を採用しています。彼とそのチームが手掛けるニューヨーク州ロングアイランドのバケーションハウスは、自然環境からインスピレーションを得た、折衷的で洗練されたインテリアデザインが特徴です。「私たちのバンガローにはそれぞれ独自の個性があります。最近手掛けたプロジェクトでは、湾やビーチ、荒々しい海岸と調和するデザインを追求し、伝統とモダンの境界を曖昧にしました。古いものと新しいもの、異なる質感や素材を融合させることを意識しました」とロバート・マッキンリーは語ります。
高いデザイン基準を追求するStudio Robert McKinleyは、世界的なデザイナーとコラボレーションするDuravit製品を愛用しています。特にフィリップ・スタルクのコレクションや、ジーガーデザインの「Happy D.2」は彼のプロジェクトに欠かせないアイテムです。
ミニマリズム:シンプルさの美学
一方、ロバート・マッキンリーのスタイルとは対照的に、オランダのインフルエンサー メリーク・ドガンバスは、極限まで削ぎ落したバスルームデザインを追求しています。「Less is more(より少ないことは、より豊かである)」という考え方に基づき、不要な装飾やテキスタイル、ケア用品を排除。整然とした空間構成、ニュートラルなカラーパレット、そして自然光が生み出す美しさを最大限に活かした、洗練された静謐な空間を演出しています。
このコンセプトを際立たせるのが、デンマークのデザイナー セシリエ・マンツが手掛ける「Luv」シリーズの洗面ボウルです。クォーツストーンのカウンタートップとサテンマット仕上げのキャビネットを組み合わせ、繊細でシャープなエッジと明確なフォルムが、ミニマルな空間に洗練されたアクセントをもたらします。さらに、セバスチャン・ヘルクナーによる「Zencha」シリーズのフリースタンディングバスタブが、広々とした開放感を演出。厳選されたプロダクトが、ミニマルでありながらも豊かなデザイン性を持つ洗練されたバスルーム空間を完成させています。

